符号理論は大きく分けて二つに分かれます。
一つはデータの圧縮符号、そして誤り訂正符号です。
私は誤り訂正符号を研究しています。
では誤り訂正符号とは一体どういうものかというかを説明しましょう。
まずデータ(文字や数字)は送信される場合"0"か"1"で表します。
例えば"あ"という文字を送ろうとすると、それを"0001"というように
変換して送ります。
送られた文字がそのまま受信されるといいのですが
なかなかそうはいきません。電波障害などで間違って送られることが
多々あります。
"あ"="0001"を送ったのに、"い"="1001"と受信した。
ということがけっこうあるのです。
これはいただけません。
そこで「この所が間違って受信しましたよ。」と指摘し、訂正する
という考えが誤り訂正符号なのです。
さてどのようにして誤りを訂正するのか大まかな説明は、 この図を見て下さい。