SCSI Hard Disk からの立ち上げ



最終更新日1996年10月29日


SCSIハードディスク と IDEハードディスク が混在している場合、SCSIハードディスク からブートする時に自動的には立ち上がりません。
Boot: と表示されて自動的に立ち上げる方法です。 ここでは、2.2-XXXX-SNAP の自動起動の仕方を説明します。

  1. 一般的な立ち上げかた。

    普通、インストールが終了して再起動すると、
    Boot:
    と出て来るはずですが、IDE と SCSI のハードディスクが混在しているとこのままで は自動的にブートするときににカーネルを発見せずにパニクッてしまいます。 そこで、手動で毎回、指定してあげなくてはいけません。 一般に最初のSCSIのハードディスクに インストールしてあるなら、sd0 ですがこれを指定する場合には
    Boot: 1:sd(0, a) kernel
    と毎回 打たなくてはいけません。そこで、ほっておいても起動する方法を 紹介します。

  2. 警告

    この方法は、僕が 2.2-961014-SNAP で実行した方法で、また sd0 から起動する事を想 定したものです。環境によって若干の変更が必要となるかもしれません。
    また、最悪の場合の事を考えて、ブートディスクを用意して下さい。

  3. カーネルのソースを準備して下さい。

    /usr/src の下に sys はあるでしょうか?もし無ければ、sysinstall コマンドで sys をインストールして下さい。

  4. Makefile の修正

    まず、ブートに関係するファイルがあるのは /usr/src/sys/i386/boot/biosboot です。
    # cd /usr/src/sys/i386/boot/biosboot

    Makefile を修正します。
    44行目のコメントを消して下さい。
    CFLAGS+= -DBOOT_HD_BIAS=1

  5. boot.c の修正

    boot.c を修正します。
    122行目 と 130行目 の maj の値を 4 に変えて下さい。

    この boot.c はBootのメッセージも含んでいるようなので、その辺りをいじるとBoot する前のメッセージを変える事ができそうです。

  6. コンパイル

    # make
    # make install
    で、/usr/mdec にある boot1 と boot2 が書き換えられます。

  7. ラベルの書き換え

    # cd /usr/mdec
    # disklabel -B sd0

    これで終了です。reboot してみて下さい。


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