インストールについて



最終更新日1996年10月29日



BootAsia ができた事により、FreeBSD のインストールがより簡単になりました。 BootAsia は日本語、中国語がサポートされておりインストーラーのメッセージが 日本語化されているという優れものです。現在、慶応大学の細川氏のホームページ でダウンロードする事ができます。

FreeBSDをインストールするにあたって1つのハードディスクをDOSと共有する場合は 、1から見てください。もし1つのハードディスクをFreeBSDで使うなら2から見てく ださい。

  1. DOSと共存する方法。
    1. まず、調べておく事。

      FreeBSDを入れるにあたって、気を付けなくてはいけないのが、Windows95 と共存する 時で、アップグレード版のCD-ROM を 買った方はCD-ROMドライバーが入っている起動 ディスクか、メンテナンスディスクを 用意しておかないといけません。

      理由:
      Windows95 を インストールした時に作成した起動ディスクは CD-ROM ドライバー を持っていないからです。

    2. DOSの再インストール。

      それでは、ハードディスクのフォーマットをしてFDISKでディスク内を2つに分けてく ださい。といっても、DOS の基本領域をつくって半分をアキティブな領域に設定 したなら残りの領域はなにもかまわなくていいです。

      理由:
      FreeBSDのFDISKがフォーマットしてくれるからです。

    3. 確かめ。

      それでは、実際にDOSの領域が設定したとうりに少なくなっているのを確かめてください。また、Windows95 には FreeBSD の領域を確認する能力はありません。

  2. FreeBSDのインストール。

    1. FreeBSD の入手

      まず、インストールに必要なものをそろえて下さい。一番簡単なのは、CD-ROMではな いかと思います。有名なのは WalnutCreek のものや、Laser5 のもの、ソフトバンク社が発行している UNIX USER の CD-ROM があります。
      また、インターネットを利用出来る方は FTP サイトから入手されるのもよいでしょう。

    2. ブートフロッピーの作成。

      ブートフロッピーを作るには、DOSでは、RAWRITE というコマンドが必要になり ます。このコマンドは、FreeBSD が入っている CD-ROM にほとんど入っています。
      注意して使ってもらいたいのが、 DOS/V 用と 98 用の RAWRITE がある。 という事です。まちがった RAWRITE をインストールすると、ブートフロッピー が作れません。また、周りが UNIX 環境であるなら、
      % dd if=boot.flp of=/dev/rfd0
      としても作る事ができます。

    3. インストーラーの起動の確認

      それでは、ブートフロッピーで起動させてみましょう。SCSI の CD-ROM は大丈夫なので、IDEの人は、メッセージの中に wcd0 というデバイスを認識していたら、CD-ROM からインストールできます。もし、出てこなければ、一旦、DOS上にコピーして、DOSからインストールしなくてはいけません。その時に注意して欲しいのが、DOSのトップ ディレクトリに FREEBSD という ディレクトリを作らなければならないことです。 つまり

           C:¥FREEBSD¥BIN
                       ¥COMPAT1X
                   :
                   :
                       ¥SRC
      
      のように配置しないとできなかったと思います。

    4. めやす。

      パーティションを切る目安としては、/に約30M、swap にメモリの約2倍、ハードディスクに余裕のある人は、/var に約30M、残りを /usr に割り当てるといいと思います。

  3. インストール

    省略

    理由:
    いろいろな本が詳しく説明しているから...

  4. ユーザー登録。

    1. ルートでログイン。

      インストールが成功して、
      login:
      と出てきたら、
      login: root
      と打ってスーパーユーザーとなってください。まだ、パスワードが設定してないので、 ログインしたらすぐに passwd コマンドで root のパスワードを設定してください。

    2. ユーザーの登録。

      まず、普段自分が使うアカウントをつくります。adduser 又は vipw というコマンド を使って、登録します。adduser は質問に応えていくだけで登録できます。

      もう1つはvipw と打ってください。この時、環境変数 EDITOR で指定されたものが 起動されます。2.2-XXXX-SNAP ならば ee というエディタとなります。

      myuser::1001:1001::0:0:MYNAME:/usr/home/myuser:/bin/csh

      ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ロ パ ユ グ 本 ホ ロ グ ス | ル | デ グ イ ワ ザ | 名 ム ィ イ ン | | プ レ ン ネ ド I I ク シ | D D ト ェ ム リ ル
      という一行を加えてください。myuser の所は、自分のすきな名前にして、MYNAMEの所は 、自分の本当の名前をいれてください。ユーザーネームとユーザーIDの間には何も 書き込ま無いで下さい。ここを書き込むとログインできません。OS 自体が暗号化した パスワードを書き込むからです。

    3. グループの登録

      この登録は、su コマンドで myuser が root になるためにも必要な作業です。 まず、 /etc へ移動して下さい。group というファイルがあると思います。このファイ ルをエディタで開いて下さい。1行目に

      wheel:*:0:root

      という記述があると思います。その後ろに、自分が普段利用するユーザーネームを次の ように記述して下さい。

      wheel:*:0:root,myuser

      これで、myuser でログインした時に root になることができます。また、grop の最後 に自分の所属するグループの名前を記述して下さい。例えば、僕は

      user:*:1001:

      としています。

    4. ホームディレクトリの作成。

      まだ、ユーザー登録をしただけで、作業する場所がないので myuser にホームディレク トリをつくってあげましょう。adduser で 登録した場合は必要無いです。vipw を利用 した方は mkdir コマンドで

      mkdir /usr/home mkdir /usr/home/myuser

      として、myuser のディレクトリに root の設定ファイル(.cshrc .login その他の隠し ファイル)をコピーしてあげましょう。そのあとで、ディレクトリとファイルの持ち主 を myuser に変えて、group を user にしましょう。

      chown myuser /usr/home/myuser chgrp user /usr/home/myuser chown myuser /usr/home/myuser/.cshrc chgrp user /usr/home/myuser/.cshrc などなど.

    5. myuser でログンイン

      ログインが成功したら、passwd コマンドでパスワードをつけて下さい。

  5. X-Window の設定

    1. XF86Config の設定

      X-Window の設定ファイルである XF86Config の設定は /usr/X11R6/bin/xf86config で 行います。このプログラムは質問に答えていくだけで設定できるので、マシンのスペッ クさえわかれば大丈夫だと思います。
      もし、分らないとこがあるとすれば、マウスの設定だと思います。

      シリアルマウス /dev/ttyd0 PSマウス /dev/psm0 バスマウス /dev/mse0

      となります。また、シリアルマウスを使うに当たっては カーネルが sio0 をPSマウス の場合は psm0 を バスマウス の場合は mse0 をそれぞれ認識している必要があります 。

    2. 暇ならやってみて

      自分の持っているビデオカードがどれくらいの処理能力を持っているのか気になると 思います。X-Window には標準でマシンの描画能力を調べる事ができます。

      方法:
      % x11perf -v1.3 -rop GXcopy GXxor -all > datafile
      % x11perfcomp datafile > datafile2
      % Xmark datafile > output.comp

      問題点:
      この処理に時間がかかりすぎる事です。datafile ができるまで3、4時間かかりました 。僕のマシンの結果は
      ここ


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